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世界の歴史の中で活躍した「にんにく」


(バビロニア)
バビロニアの大王は、貢物としてにんにく1440万リットルを納入させた。

インド神話:デバス王とアスラス王の間で不老不死の妙薬アムリタ(中国名は甘露)をめぐる戦いがあった。戦いに敗れたアスラス王であったが、アムリタのおかげで死なず、その血のしたたったところからニンニクが生えた。

紀元前1500年に記された医療ハンドブック「コデックス・エバーズ」の中で、頭痛、心臓病、月経不順への良薬として記載されている。

エジプト人は死後の世界での食料、医薬品として、死者の棺の中にニンニクを入れた。

インディアンの間では、3つの病気を治す薬として、伝承されている。3つの病気とは「臭い人間の排ガス」「臭いゲップ」「汚いタン」→訳がわかりません。

ギリシャでは戦闘の前に、兵士達がニンニクを食した。喜劇作家アリストファネスは劇中で取り上げている。

ローマ時代の医師ディオスコリデスは西暦100年頃、従軍中に家庭常備薬の本「マテリア・メディカ」を出版。その中でニンニクの効能に関して述べている。

ローマ時代の医師ガーレン、プリーニや詩人ヴァーギルはニンニクの効能を著書に残している。

ギリシャの物理学者ヒポクラテスは健康維持のため住民にニンニク食を勧めていた。ヒポクラテスの言葉「あなたの食べ物を薬にしなさい。あなたの薬は食べ物なのです。」→医食同源?

ユダヤ人の法典「タルムード」には、怪我の治療薬として紹介されている。

第一次世界大戦の英軍、第二次世界大戦の露軍でも傷の手当て、感染症の予防として使用されていた。

フェニキア人、バイキング族など長期の航海をする人達はニンニクを船中に常備した。

1965年ロシアでは流行性感冒の感染をストップさせるために、5,000トンものニンニクを集荷。「ロシアのペニシリン」と呼ばれた。

「にんにく博物館」が韓国にあるらしい??


韓国の南海市に、にんにくの形をした博物館があるみたいです。この博物館の名前はずばり「にんにくの国」。

韓国南海郡は爽やかな緑の森と真っ白な砂浜がつづく海、閑麗水道に浮かぶさまざまな島と奇岩怪石の山々などの美しい自然があり、外勢の侵略に対抗して国を救った忠武公・李舜臣将軍の「忠」の精神と、九雲夢を書いた西浦・金万重の孝の息づかいが今も伝えられている所です。

「ニンニクの国」とは、韓国南海郡二東面タジョン里に立てられた全国最初のニンニクセンターの名前です。昔から有名だった宝島南海ニンニクは、他の地域との差別化を図るために38億ウォンを投入して、2,275坪の敷地に310坪の2階建て規模で南海ニンニクを広報するための研究室、センター、資料室、広場などを備え、ニンニクの全てを一目で理解できるように整備しました。

「ニンニクの国」では、ニンニクに関する全てを見ることができ、学術的な研究史料の集大成と実証実験、体系的なニンニク研究を通じて宝島南海ニンニクの素晴らしさを内外に知らせていくことを目的としています。 ニンニクに対する世界的な研究センターへの跳躍は勿論、学術セミナーと農業文化の体験など、細かく準備されています。韓国内外で開発されたニンニク関連医薬品、食品などや研究論文などを見ることができ、特にニンニクをテーマにした世界的水準の学術大会を開催し、名実共にニンニク産業と研究に対するメッカとなるでしょう。
にんにく博物館「ニンニクの国」の動画はこちら


世界各地に古くから伝わる「にんにく」


「にんにく」は、その学名をAllium sativum L. と言い、植物学者のリンネがにんにく(ニンニク)を意味するラテン語Alliumを属名とし、栽培を意味するsativum を種名として命名したものです。この学名が示すように「にんにく」は古くから栽培されていたようです。昔からニンニクが愛されてきたことを世界の歴史から探っていきましょう。

●古代エジプト
紀元前3750年頃に造られたとされるエジプトの王墓から9個のニンニクの粘土模型が発見されています。また、紀元前1300年頃に造営されたツタンカーメン王の墓からは乾燥したニンニク鱗茎6個が発見されています。紀元前1500年以前に書かれたとされる世界最古の薬物治療書「エベルス パピルス(The Papyrus Evers)」には、疲労、衰弱、手足のふるえを伴う神経系疾患、月経不順や堕胎、心循環系疾患などに効くとしてニンニクを含む22の処方(治療薬)が記載されています。 歴史の父、ギリシアのヘロドトスは、紀元前450年頃エジプトを旅行し、ピラミッドの上に刻銘された象形文字に「ピラミッドの建設に従事した労働者が大量のニンニク、タマネギ、ラディッシュを食し、この購入のために高額の銀が支払われた」ことが書いてあったという逸話を著書「エジプト史」に残しています。

●古代バビロニア
紀元前600年頃の新バビロニア王国のネブガドネザルⅡ世が最愛の妻アミティスのために首都バビロンに作らせた、といわれている空中庭園(Hanging Gardens)でニンニクの栽培が行われていたことを記述したものなど、いくつかの粘土板が発掘されています。

●古代ローマ
古代ローマ時代、紀元1世紀頃にディオスコリデスによって書かれた「薬物誌」には、咳止めや寄生虫の駆除など急性疾患の治療薬としてニンニクが紹介されています。

●古代中国
漢の武帝の頃、外交使節として西域に派遣され、匈奴(きょうど)による囚われの期間を含めて13年間にも及ぶ西域派遣から長安に帰還した張騫(ちょうけん)によって紀元前121年にもたらされたと「本草綱目」に記載されています。よく似た植物で、もともと中国に存在した“蒜”(和名:ひる)に対して、西域からもたらされたものは最初は葫(和名: こ)、葫蒜、そして大蒜(和名: おおひる)と呼ばれるようになり、蒜は小蒜(和名: こひる)と区別されました。大蒜がはじめて登場した本草書は、陶弘景(456~536年)による「神農本草経集注」です。

●古代インド
古代インドの医学書「アーユルベーダ」には心臓や消化管、呼吸器に対するニンニクの薬効が記載されていますが、インド最古の法典「マヌ法典」ではバラモン教の司祭がニンニクを食するのを禁じています。

中国漢方薬草学の古典「本草綱目」で「にんにく」の効果が記載!

中国漢方薬草学の古典である『本草綱目』には「にんにくを生で食すれば怒りが内にみなぎり、煮て食べると性欲が高まるので、仏教や道教ではにんにくを禁じている」と記述されと同時に、「にんにく」の七つの効果が記されています。
1 解毒 
2 温中(体内を温める) 
3 消穀(デンプンを消化する) 
4 理胃(胃病を治し、丈夫にする) 
5 帰脾腎系(脾臓や腎臓を強くする) 
6 塗疔腫(いろいろな皮膚病に効果がある) 
7 ニンニクの葉は心臓病に良い

●本草綱目(ほんぞうこうもく)
中国の本草学史上において、分量がもっとも多く、内容がもっとも充実した薬学著作で。我々が健康な生活を送るための食生活の指針ともなるべき名著といわれています。この本は題名にもあるように動物、植物、鉱物の中で人間の病気を治すもの全てを「本草」といい、それを研究する学問を「本草学」と呼んでいます。本草学の中でも最も古いのは中国の「神農本草経」ですが、これは世界的にも最古のものといわれています。「本草綱目」は明朝の李時珍(りちじん)(1518年- 1593年)が神農本草経を参考にしてまとめ、世に残したものです。本草綱目 - Wikipedia

「にんにく」に関する本草綱目掲載ページ

アメリカも認めた「にんにく」の力


1990年アメリカの国立研究所を中心に野菜や果物の成分を科学的に解明するプロジェクト「デザイナーフーズ計画」がはじまり、その結果を約40種類の野菜、果物を重要度順に区分しピラミッド型にして発表しました。その頂点に選ばれたのが「にんにく」。この発表でアメリカの「にんにく」消費量は飛躍的に増え、3倍になったそうです。ちなみにサプリ大国アメリカのハーブ系サプリでもにんにくサプリがトップなんです。

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