にんにくの里親になれる!(毎日.jp)















農作業体験ツアー「ニンニクの里親になりませんか?」参加者募集
(毎日.jp記事2011/01/15)


ニンニクの里親になりませんか--七戸町で、特産のニンニク畑のオーナーになって農作業を体験するツアー「にんにく里親物語」が、来月初めて開かれる。企画は昨年、農村の地域資源を活用する旅行商品「グリーン・ツーリズム」のコンテストで優秀賞に輝いた。ニンニクのオーナー制度は「聞いたことがない」(同町)といい、ユニークな取り組みに注目が集まっている。【三股智子】


県産ニンニクで知名度が高いのは田子町産。しかし七戸町も作付面積で上回る産地で、同町のかだれ田舎体験協議会(中野正章会長)が、04年から毎夏、収穫イベントを実施してきた。収穫に加え、ニンニクを使ったピザ作りも人気で、家族連れや年配客らでにぎわったという。


同協議会はコンテスト応募に際し内容を再検討。リンゴなどで人気のオーナー制度を取り入れ、「ニンニクの成長を見守る」とのコンセプトを打ち出すことにした。


ツアーは、雪の下でニンニクが春を待つ畑へ案内して出荷前の皮むき作業などを体験する「冬編」と、ニンニクを収穫する「夏編」の2部構成にした。冬編で各自がオーナーとなる区画を決め、7月の夏編で収穫したニンニク10株をもらうことができる。オーナーには途中数回、ニンニクの成長が報告される。町内農家での民泊や郷土料理作り、奥入瀬渓流観光などの楽しみも盛り込んだ。


コンテストでは、「地域の特産品と農家などとの交流が地域活性化に結びついた一石二鳥の取り組み」と高く評価された。32道府県から集まった応募作83作品から、上位5作品の優秀賞に選ばれた。


協議会事務局の神文範さんは「ニンニクの作り方や畑を知らない人も理解を深められる貴重な経験となる。ニンニク産地として七戸のイメージが定着すれば」と期待している。


ツアーは参加者を募集中。2月11、12日の1泊2日(11日だけの日帰りも可)で、1万2000円(日帰りは5500円)。定員30人。締め切りは今月31日。協議会(電話0176・68・2116)。

農作業体験ツアー「ニンニクの里親になりませんか?」参加者募集

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