にんにく注射ってにんにくの注射なの?


よく間違われますが、にんにく注射に、にんにくは入っておりません。
このにんにく注射はビタミンB1などが主成分で、このビタミンB1の構成成分の中に含まれる硫化アリルがにんにく臭のすることから、にんにく注射と呼ばれています。ハードスケジュールに追われる芸能人や、体が資本のスポーツ選手に愛用者が急増していることがマスコミで取り上げられ有名になりましたよね!

実はこのビタミンB1は美しさや健康を保つ上で非常に重要な役割を果たしているのです。にんにく注射の効果の秘密をいろいろと調べましたので、参考にしてみてください。



●にんにく注射におけるビタミンB1の役割
ビタミンB1は、摂取した糖質を分解し、体や脳が活動するのに必要なエネルギーに変える働きを助けます。ビタミンB1が不足していると、糖質からエネルギーを取り出せないので元気がでないばかりか、分解されなかった糖質はやがて脂肪になり、肥満につながってしまいます。また、ビタミンB1は筋肉にたまる疲労物質である乳酸の除去の役割もありますので、不足していると疲れのたまりやすい体質になってしまうのです。

体がだるく、元気がない。すぐに脂肪がつく。すぐに疲れる。イライラしがち。このような方は、ビタミンB1が不足しているのかも知れません。 また、ビタミンB1不足は、戦前の日本人に多かった脚気(かっけ)の原因としても知られています。ビタミンB1は、この脚気の研究のなかで世界で初めて発見された、日本人にとって特に関わりの深いビタミンなのです。

にんにく注射は血液に乗ってまんべんなく全身にビタミンを行き渡らせ、蓄積した乳酸を燃やしてくれます。血行も良くなって新陳代謝が高まり、残った疲労物質を洗い流してくれます。

●にんにく注射のニオイの秘訣も「ビタミンB1」
にんにく注射の点滴をしている間、微妙にニンニク臭がするのは、ビタミンB1に含まれる硫黄が原因です。にんにく注射のにおいはすぐに消えますし、揮発性成分ではないので、息がにんにく臭くなることはありません。ちなみに、このにんにく臭がにんにく注射の名前の由来ともなっています。
 
●にんにく注射のビタミンB類は副作用はありません。
にんにく注射のビタミンB類は水溶性ですので摂取しすぎたり体内に蓄積することがなく副作用はありません。逆にいうとすぐに体外に排泄されやすいので定期的に十分補充しておく必要があります。

日本人の主食は白米で、炭水化物中心の食事からエネルギー源の糖質を摂取しています。玄米にはビタミンB1が含まれていて、米の糖質から効率よくエネルギーを取り出すことができますが、白米にするとこのビタミンB1は米ぬかとともに捨てられてしまい、糖質だけを摂取することになります。戦前の食生活ではビタミンB1が不足しがちで脚気になる人が多く、進行すると心不全を起こし死に至る病でした。

最近でも、インスタント食品などの偏った食事をとり、清涼飲料水などをたくさん飲む若者の間で脚気の症状を訴える人が増えてきました。ビタミンB1不足と糖質の多量摂取などが原因といわれています。

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