チャングムで重要な役割を果たした「にんにく」


韓国ドラマで「宮廷女官チャングムの誓い」にんにくが重要な役割をしましたがご覧になりましたか?
皇太后が病気になり、食欲がなく、薬も飲めない。そういう状態では皇太后があぶないので、医者が医女チャングムに頼んで、にんにくを丸薬にする。実は皇太后はにんにくや体に良い食べ物が嫌い。だけど、チャングムが作ったにんにくの丸薬を皇太后は食べるとおいしいので、毎日食べる。

すると、にんにくのおかげで元気が出て、薬も飲めるようになり、針治療もできてよくなった。チャングムをねたむ先輩の医女が、皇太后が嫌いなにんにくを食べさせたチャングムを上司に言いつけるが、皇太后はにんにくの臭いがしなく、おいしく食べられたがどうしてかと尋ねる。チャングムはにんにくの臭いを消すために緑茶でにんにくを蒸して、米ぬかとほしなつめをこねて丸薬を作ったと答える。医者がなぜ、皇太后ににんにくと米ぬかを使ってチャングムに丸薬を作らせたかと言うと、にんにくは胃に良く便通、脚気に効き、米ぬかは吐き気をなくし、食欲のない時によいという。皇太后、王様に医者とチャングムはお礼を言われる。
以上が「宮廷女官チャングム」のある回の話です。

☆にんにくの効能
「宮廷女官チャングム」でわかるように、にんにくは胃に良い(多すぎないなら胃に負担もない)、便通に良い(胃腸の働きを良くする)脚気に効く(にんにくは疲労回復に役立つビタミンB1の働きを高める、ちなみにビタミンB1不足が脚気になる)
(参考)チャングムの医者がにんにくといっしょに丸薬を作らせた材料の米ぬかはビタミンB群、ビタミンE、食物繊維があり、これによって疲労回復に効果があったのですね!

☆にんにくの歴史
・チャングムは16世紀初頭の朝鮮王朝時代を舞台した、実在の医女チャングム(長今)をモデルにして描かれた韓国の時代劇ですが、にんにくはもっと昔から人々に食べられてました。
・紀元前3750年頃のものと思われるエジプトの王墓から9個のニンニクの粘土模型が発見され、また、紀元前1300年頃のツタンカーメン王の墓からは乾燥したニンニク鱗茎6個が発見されています。
・紀元前450年頃エジプトを旅行したギリシアの歴史家ヘロドトスは、「ピラミッドの建設に従事した労働者が大量のニンニク、タマネギ、ラディッシュを食べて、この購入のために高額の銀が支払われた」ことがピラミッドの上に刻銘された象形文字に書いてあったという逸話を著書「エジプト史」に残しています。
・漢の武帝の頃、西域に派遣され13年間にも及ぶ西域派遣から長安に帰還した張騫(ちょうけん)によって紀元前121年にもたらされたと「本草綱目」に記載されています。